フローラル・マリンは、SFPの表におけるフローラル系統のサブファミリーB8である。ブーケは通常、透明で軽い。ロータス、スズラン、ユリ、ジャスミン。その傍らに水のノートがある。海風、スイカの皮、湿った空気。
この分枝は合成分子と結びついている。カロン(Calone)は1966年にPfizerが発見したが、調香で一般的になったのは1990年代以降である。
Issey MiyakeのL'Eau d'Issey(1992年)はJacques Cavallierの調香で、この分枝の画期としてよく挙げられる。透明なブーケの中にカロンを置き、ロータスとメロンのノートを添えている。
鍵となる分子:カロンはスイカ、海風、貝殻を、ヘリオナールはかすかな干し草のファセットを伴う緑の水っぽいノートを、フローラルオゾンは雨上がりの空気を、メロナールはメロンとキュウリの皮を与える。これらの分子は非常に強く、少量で用いられる。花に空気感を出すためにヘディオンがよく使われる。
留意すべき規制:ヘリオナールは専用のIFRAスタンダードで制限されている。カロン、フローラルオゾン、メロナールには、第51次改正時点で専用のIFRAスタンダードはない。ローズ、ジャスミン、イランイランの油と抽出物は、規則(EU)2023/1545の拡大アレルゲンリストに個別に記載されている。2026年7月31日以降にEU市場に出る新製品は、これに従って表示しなければならない。
SFPのウェブサイトはサブファミリー名のみを公開しており、サブファミリーごとの香水リストは印刷版の『Classification officielle des parfums』にある。ここに挙げる香水は一般によく引用される例であり、SFPの公式な分類ではない。
B8は、ウッドが強まるとウッディ系統のマリン・ウッディの分枝に近づき、シトラスが支配するとA1に近づく。
| 層 | 素材 |
|---|---|
| トップ | ベルガモット、ライム(蒸留)、カロン、メロナール |
| ミドル | ジャスミン、ダマスクローズ、バイオレットリーフ、ヘリオナール、フローラルオゾン、ヘディオン |
| ベース | ヴァージニアンシダーウッド、サンダルウッド、ガラクソリド |
カロンの効果を生む天然素材はない。天然のバージョンでは水を暗示することしかできない。バイオレットリーフは湿った葉とキュウリを、蒸留ライムとプチグレンは透明感を、海藻アブソリュート(本ライブラリには未収録)は昆布とヨードを与える。
花は軽く保つべきである。ジャスミンとローズは少量、そしてネロリ。素材ごとにIFRA上限とEUアレルゲンリストを確認すること。本ページでは処方の配合率を示さない。
| 名前 | メゾン | 年 | 備考 |
|---|---|---|---|
| ロードゥ イッセイ | イッセイ ミヤケ | 1992 | Jacques Cavallier。透明なフローラルブーケの中のカロン。 |
| マリン・水の分子 · カロン · ヘリオナール · フローラルオゾン · メロナール | B8の特徴。 |
| ヘディオン、ガラクソリド · ヘディオン · ガラクソリド | 空気感のある花と清潔なベース。 |
| バイオレットリーフ、蒸留ライム、プチグレン、ネロリ · バイオレットリーフ · ライム蒸留 · オレンジリーフ · ネロリ | 水と透明感を暗示する。 |
| 花 · ジャスミン · ダマスクローズ | 少量で。 |
09/2026更新。数値は各出典に記載の年に従う。
↑ トップへ