Labdanum resinoid
Labdanum resinoid
Cistus ladanifer L.
Labdanum gum resinoid, Ciste resinoid, Rockrose resinoid
濃いアンバー、温かい樹脂、レザー。古木、干しプラム、かすかなアニマル調。非常に持続性が高く、わずかにスモーキーなベース。
ラブダナムおよびその他の Cistus ladanifer 抽出物には、IFRA スタンダード第51次改正に専用のスタンダードはなく、EUの香料アレルゲンリストにも挙げられていない。
揮発性画分に含まれるα-ピネンは、規則2023/1545によりEUのアレルゲンリストに掲載されている。リーブオン製品で0.001%、リンスオフ製品で0.01%を超える場合は表示が必要である。
遮光・密閉して冷所で保管する。
| ラブダン型ジテルペン(ラブダノール酸と関連化合物) | 主成分、不揮発性 |
| α-ピネン | 揮発性画分では主成分 |
| 2,2,6-トリメチルシクロヘキサノン | 報告あり、香りに寄与 |
| アセトフェノン | 報告あり |
| ビリジフロロール | 報告あり |
スペイン · ポルトガル · モロッコ
Cistus ladanifer は西地中海の低木で、スペインのアンダルシア、ポルトガル、モロッコに多い。暑い季節に葉と若い小枝から粘りのある樹脂を分泌する。この樹脂がラブダナムの原料である。
ギリシャの歴史家ヘロドトスは、アラビアでヤギのひげから樹脂を集める様子を記している。クレタ島では、かつて革ひもを張った熊手をシスタスの茂みに通して樹脂を集めていた。現在、樹脂は工業的に得られている。
スペインで一般的な製法では、葉のついた小枝をアルカリ性の水で煮る。分離した樹脂を酸性化し、ラブダナムガムとして回収する。レジノイドは、このガムをエタノールや炭化水素などの溶剤で抽出し、溶剤を除いてつくる。アブソリュートとコンクリートは小枝から直接つくられ、シスタス油は水蒸気蒸留で得られる。
ガムの大部分は不揮発性のラブダン型ジテルペンで、非常に高い持続性をもたらす。揮発性画分にはα-ピネンのほか、2,2,6-トリメチルシクロヘキサノンやアセトフェノンなど、低濃度でも強く香る化合物がいくつか含まれる。
調香では、ラブダナム・レジノイドはアンバーアコードの骨格であり、バニラやベンゾインと組み合わせることが多い。オークモスやベルガモットとともに古典的なシプレにも、レザーアコードにも用いられる。
ライブラリにはすでにラブダナムとシスタスのページがある。本ページはガムからつくられるレジノイドを記録する。この群のなかで最も濃密で持続性の高い形態である。